お医者さんの知恵袋
歩くことから始めましょう。

 わが国では平均寿命が延びているにもかかわらず健康寿命が伸び悩んでいるようです。

 どういうことかというと、寿命が延びている一方で寝たきりになったり介護してもらいながら生活している人が増えているということです。どうせ長生きするなら人のお世話にならず、自立した生活を送りたいものです。

 では、寝たきりにならないために何をしたらいいか?整形外科の立場から言えば寝たきりの原因として大きな部分を占める転倒や尻もちによる大腿骨頚部骨折、腰椎圧迫骨折、これらを回避することが必要です。

 巷では骨粗鬆症に対する啓蒙活動が進み医療機関で積極的に治療を行う人が増えてきていますがこれだけでは不十分です。骨だけ強くしてもこれを支える筋肉の力、バランスをとる感覚が年とともに落ちてきますから転倒を防ぐためには、これらを維持、強化していかなければなりません。

 そのための基本は歩くことです。日本人の平均は1日当たり60代で7000歩、70代で4500歩程度ですので、目標をこれより1000歩ほど増やして日常の習慣にできたらよいでしょう。さらに片脚立ちでバランスをとる練習やスクワットによる筋力強化を自分のレベルに合わせて取り入れてみて下さい。

 くれぐれも無理は禁物です。長生きしているのは足腰の強い人です。さっそく歩くことから始めて快適な人生を楽しんでください。

院長 田中 修先生
霧が丘整形外科皮フ科
TEL:045-921-8989

前回へ
戻る

© asayoko.com